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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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未完の対局

TSUTAYAが半額セールやってたんで借りたんだが、後で思い出したら、別の映画と勘違いしていた。やばいやばい

日本と中国の二人の碁キチの話を日中戦争をからめて描く。日中国交正常化記念の合作映画。

そ れなりにおもしろかったんですが(大滝秀治さんがちょい悪役で出てたり、石田純一や小林稔侍さんとかいたり、あんまりのめりこめませんでした。過去と現在に話が行ったり来たりする展開は嫌いではないし、特にわからんこともないんですが、主役の碁キチおじさんたちが、地に足がついていないようなふわふわで、感情移入できなかったのが敗因かも。
碁で始まり、碁で終わる。碁好きな人にはもっとおもしろいかもしれない。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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映画 日本国憲法

実は8月6日に丸木美術館で買ったのをずーっと放置していたのである。やっと見ますた。

予想どおり、期待どおりの内容。ジャン=ユンカーマン監督は「チョムスキー 09・11 Power and Terror」の監督でもあります。
しかし怖いのはこの映画が2004年とそれほど古くないはずなのに、2005年9月11日の総選挙が日本の政局を総与党化してしまい、すでに内容が古びてしまっていることでしょう。
いまの衆議院の議席数は合法的にどんな悪法でも成立させることができます。これら識者たちの言葉は驕り高ぶった総理大臣に届くでしょうか?

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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旅情

監督:デヴィッド=リーン
出演:ジェーン=ハドソン(キャサリン=ヘプバーン)、レナート(ロッサノ=ブラッツィ)、フィオリーニ夫人(イザ=ミランダ)、マーロ(ガイタノ=アルディエロ)、ほか
原作:アーサー=ローレンツ
見たところ:シネプレックス平塚
アメリカ・イギリス、1955年

戦場にかける橋」「ドクトル・ジバゴ」「アラビアのロレンス」(レビューは書いてないけど一応観た)のデヴィッド=リーン監督がアカデミー賞4回を受賞した名女優キャサリン=ヘプバーンさんを主演に撮った大人のためのラブロマンスです。ノミネートの最多はメリル=ストリープの19回やて。

オハイオから憧れのヴェネツィアにやってきたオールドミスのジェーン。泊まっているペンションの女主人フィオリーニにロマンスへの憧れを語るが「待っているだけでは駄目、積極的に行動しなくちゃ」と諭される。宿無しのような少年マーロの案内でヴェネツィアを観光するジェーンは、ある日、ヴェネチアン・グラスを扱う店の主人レナートと知り合い、激しく惹かれ合うが…。

最初に観た時からわしが歳を取って、気がついたらジェーンより年増になっておりまして、何か身につまされました。むむむ…

キャサリン=ヘプバーンさんは「オレゴン魂」とか「黄昏」で拝見してますが、そういや、若い頃の出演作はほとんど観てなくて、なぜか年寄りばっかだよ。この「旅情」のジェーンがもっと突き詰めちゃった鋼鉄の淑女ユーラを演じた「オレゴン魂」なんか好きですね。ベテラン同士の丁々発止の掛け合いがすごくおもしろかったです。

ハリウッドの数いる女優さんのなかでも知的で都会的でしかも自立していて品がある女という、なかなか得難い雰囲気をお持ちですが、この映画では行き遅れちゃったジェーンを最初肩肘突っ張った感が可愛く、レナートと相思相愛になってからはまた可愛く、でも、ずるずるとイタリアに残ったりしないで去っていくという大人な感じが、この映画を名作に押し上げているんだと思いました。

ジェーンの案内役の浮浪少年マーロが可愛くて、ラスト、ヴェネツィアを発つジェーンを見送りにくるあたりなんかはもらい泣きさせられましたわい。こんな相棒がいたら旅行も楽しいよね。

そしてジェーンの相手役レナートのロッサノ=ブラッツィさんはなんと「若草物語」に出演してて(ジョーの結婚相手)、キャサリン=ヘプバーンさんも若かりし頃に「若草物語」に出演してて、しかもジョー役とは何か因縁感じますわ。道理で「ロッサノ=ブラッツィ」と変換できたわけだわいAtok。
レナートはジェーンに「僕は若くもないしハンサムでもない」と言ってますけど、どうしてどうして大人の雰囲気あふれる美男子ぶりで、いい男でしたよ。それだけにラスト、レナートを振り切ってアメリカに帰るジェーンは凄いよな。「帰る時がわかったの」とか言っちゃって。まぁ、そのままイタリアに残ったら「旅情」ってタイトルじゃなくなっちゃんですけど。

原作は「カッコウ鳥の頃」という舞台だそうです。

午前十時の映画祭のコピーが「女心はままならぬ」と書いてあって、センスのなさが致命的に痛いなと思ったのはここだけの話です。そういう話じゃねーだろ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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みなまた日記

「不知火海」など水俣病にまつわる一連の記録映画を撮られている土本典昭監督が、1996年東京・水俣展にて、亡くなった方々の遺影を撮影・展示しようと企画され、そのために水俣に一年間滞在した時のドキュメンタリー。

遺影の間というのは行けばわかるんですが、まずその多さに圧倒され、犠牲者1000人と数ではなくてそれぞれ名前があって顔があって、暮らしがあったという真実に打たれる。「○○釣りが得意だった」という漁師の方々が手足の自由を奪われ、殺されたという事実。
しかもこの遺影は水俣病認定患者として亡くなられた方々だけのものであり、その裏には大勢の未認定患者の方々がいられたという事実。
そんなことを思わされた。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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デネブ姐さん、奮闘す

さがしものがみつからないの鳥川某様との会話で思いついた掌編を鳥川様に進呈しました。

南瓜のお菓子を調べてみたら、最初のタルト(焼き菓子)以外にも色々ありまして、いっそのこと、グランディーナに全部食べさせてみるデネブとかどうよ?!と考えたら、時間的には長くかかりましたが(あっち行ったり、こっち来たりしてるし)形になったので押しつけちゃいました。てへ

元ネタは「愛情っ」って言ってたCMなんですが、あれはどこのCMじゃったか…

話の筋よりも焼き菓子→タルトとか、型焼き→ビスケットとか、包み焼き→パイとか、極力カタカナの名称を使わないようにするのに苦労したよあたしゃ…

鳥川様に公開前にurlを送りつけましたが、ご好評いただけて何よりです。

オウガバトルな100のお題 「006.愛情:愛情物語」です。読んでね! [影]ω ̄)ジーーー

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