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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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パノラマ島奇談

江戸川乱歩著。青空文庫刊。

全作は入っていませんでしたが、興味があったんで読んでみました。ただし、「モロー博士の島(原作:H.G.ウェルズ)」と勘違いしていたことが判明…。

売れない物書きで、自己の理想にひたる人見廣介は、自身と瓜二つの容貌を持つ菰田源三郎の死を知る。M県の大地主である源三郎と入れ替わることで、自分の理想郷を作り出せると思いつき、自身は自殺を偽装し、源三郎が生き返ったとして菰田家に入り込んで廣介は、瀬戸内海の無人島を改造して理想郷パノラマ島を作り出そうとするが…。

パノラマ島にまつわる起承転結なんで、廣介の妄想から、菰田源三郎になりすまし、パノラマ島を造り、それが滅びるまでを描きます。

正直、パノラマ島の描写が退屈で、本当にこんなのが理想郷なのかよおっさんと言いたくなりましたが、最後はさすがに菰田家の資産も使い尽くしちゃったそうで、理想郷で死んでしまいました。

あと気になったのは、パノラマ島で廣介の理想を実現するために存在している美女たちが、演技と思ってやってたのかなぁというところで、お金もらってたのだろうかとか、そこら辺でした。ここら辺が、人間を改造しちゃった「モロー博士の島」に比べると奇怪っぷりが落ちるのがおもしろくなかったのかもしれません。

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巨済島捕虜収容所遺跡公園ほか

釜山から巨済(コジェ)島に移動しました。その時に買ったバスのチケット。



バスで2時間くらいかかったかな。
釜山には市外バスのターミナルが2ヶ所ありまして、ソウル行きはどちらからも出てるんですが、全羅道(チョルラド)、慶尚南道(キョンサンナムド)は地下鉄2号線・沙上(ササン)のターミナルからが多いようです。
地下鉄1号線・老圃洞(ノポドン)は忠清道(チュンチョンド)、京畿道(キョンギド)、江原道(カンウォンド)なのかな。
ただ、大邱(テグ)、大田(テジョン)、光州(クァンジュ)のような大都市行きのバスはどちらにもあるのかもしれません。

ちなみにこのバスの発車時間、この後に行った晋州(チンジュ)、済州島でも書いてあったりなかったりしまして、うっかりこの時間のバスに乗り損ねてもバスの乗車券販売の窓口のお姉さん曰く「No Problem!」でして、金さえ払えば、時間にはこだわらないという韓国流は、時間にずぼらなわしにはありがたいシステムでした。それもどうだ。

朝鮮戦争で北側の捕虜を収容したなかでも、いちばん大きな収容所です。

巨済島の古県バスターミナルからタクシーで1か2メーターぐらい。目の前にバス停もありますが、行き先がわからなかったので帰りに使いました。でもターミナルに行くかわからなかったので見覚えのあるところで下りた。

黒水仙」や「太白山脈 第9巻」に登場したところです。

朝鮮戦争の1作戦なので興南撤収作戦の碑もありました。こちらは「国際市場で逢いましょう」の最初のエピソードですな。



ただ、この先、朝鮮戦争関連の記念館はどこもそうなんですが国連軍ありがとう(=アメリカ軍ありがとう)の展示色がすごく強く、朝鮮半島を焼け野原にしたことはいいのかと突っ込みたくなります。
また、わしの心情的にはパルチザンの方に加担しちゃうもので一度は釜山周辺まで攻め込んだ北側が、仁川上陸作戦で巻き返され、鴨緑江(アムノッガン)まで追い詰められたところに中華人民共和国軍が参戦したという辺りの展開は、軍事力の圧倒的な差により、また巻き返されるのはわかりきってるんですが、ちょっとわくわくというか、中国来た━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! という心境にならなくもないので、今少し冷静な視線も欲しいなぁと思ってしまうのでした。

まぁ、日本にありそうな北側=野蛮国みたいな展示にはならないのですが、多少、そこら辺の事情というか、日本以上にアメリカに負っているところの多い国の事情に対して配慮というか、さっ引いて読まないとまずいところもあるのかなぁとは思います。

一応、記念碑には殊勝に手を合わせるわたくし。



「黒水仙」のセットがあったそうですが、撮り損ねました。うう…

釜山の釜山近代歴史館、日帝強制歴史館を初めとする日帝が朝鮮になした傷痕と、その後に続く済州島4・3事件、朝鮮戦争にまつわる記念館巡りの始まりです。

それにしても日本での関心の薄さはどうかと思います。「地球の歩き方 韓国2016年版」において、わしが行ったところはどれ1つ載ってませんでした。
あと日本人と思しき観光客は天安(チョナン)の独立記念館で遭った2人組だけでした。
しかし、その分といいますか、韓国の人たちの自国の歴史への関心は高いもので、夏休みというシーズンもあるのでしょうが、どこに行っても親子連れ、カップル、団体を見ないではいませんでした。それは中国でも同じです。
対して日本人の自国の歴史、それが被害一辺倒の偏った歴史でも関心はいかがなものでしょうか? 知覧特攻平和会館(「平和」とついているが特攻隊員を英霊と奉っている時点で靖国神社と大差ない愛国精神押しつけが丸出し)とか人は大勢いましたが、広島の原爆記念館とかどうでしょうか? しかも自国の加害者としての歴史を解説した博物館は日本にあるでしょうか? 記憶にありません。たぶんないでしょう。これからも作られることはないでしょう。
日本人として自国の加害の歴史に関心がない、そういうことを学べる機会がないことに愕然とします。この国の行く末は本当に暗いと思います。

過去に目を閉ざすものは現在も見えなくなる。非人間的な行為を心に刻もうとしないものは、又そうした危険に陥る
(元西ドイツ大統領・故リヒャルト=フォン・ワイツゼッカー)

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ボーン・アルティメイタム

監督:ポール=グリーングラス
出演:ジェイソン=ボーン(マット=デイモン)、ニッキー=パーソンズ(ジュリア=スタイルズ)、パメラ=ランディ(ジョアン=アレン)、ノア=ボーゼン(デビッド=ストラザーン)、エズラ=クレイマー(スコット=グレン)、アルバート=ハーシュ(アルバート=フィニー)、ほか
原作:ロバート=ラドラム
アメリカ、2007年

ジェイソン=ボーン・シリーズの3作目です。デビッド=ストラザーンさんが出演してるので(大事なことなので強調)見てみました(その他の作は未見)。最近、この話の続編(4作目の「ボーン・レガシー」ではなく)が作られたので前作をテレビで公開してましたが、あまり、こういうアクションは見ないなぁ…。

最強の暗殺者ジェイソン=ボーンが生きていた。彼が関わったプロジェクト、トレッドストーン作戦を暴露しようとした英国ガーディアン紙の新聞記者サイモン=ロスに接触しようとしたボーンだったが、彼の目の前でロスは射殺されてしまう。CIAに再度、狙われたボーンはロスの残した手がかりからマドリードに飛ぶ。記憶を失ったボーンは、やがて自分を生み出したCIAの謎に近付いていくのだった…。

まぁ、「ゴルゴ」なんだよね、ボーンって。だから最強。絶対に負けない。なんでボーンにはあんまり興味がわかなかったわしは、悪役に徹したデビッド=ストラザーンさんを追っかけておりました。情を示すことなく、国家に危機をもたらすという理由で断固としてボーンを狙う局長は、なかなか格好良かったです。局長が出演なさってる「ボーン・レガシー」には興味が湧きましたがボーンとか彼に味方するニッキーとかパメラとか興味ナッシングでした。
あと吹き替えで見てしまったので局長のお声が大塚芳忠さん(「起動武闘伝Gガンダム」のチボデー=クロケットvv、「機動戦士Zガンダム」のヤザン=ゲーブル、「ブリガドーン まりんとメラン」のメラン=ブルーvvほか)というのは個人的には拾い物でしたv そう言えば、ずっと実家のBDの肥やしになってる「まりんとメラン」見てしまわねばなぁ…。メラン=ブルーが可愛くて格好良くて大好きですv

あとは言わぬが花というやつ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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日帝強制歴史館

釜山にいる間に絶対に行こうと思ってた歴史館です。

当日は強烈な日射しで建物の写真を撮り損ねました。とほほ…

釜山の地下鉄2号線・大淵(テヨン)駅の5番出口で出て、タクシーを捉まえるのが確実です。近くにUN記念公園とか資料館(下記の建物)があるのでバスも通ってますが、どうも大淵駅からは一本で行けないくさい(反対方面のバスに乗って終点で次のバスを待つ羽目になったので。ただ韓国のバスはたいがい乗り継ぎ料金が30分以内だと無料で済むので長距離乗ったわりには初乗り料金だけで済みましたが)ので、タクシーがお薦めです。あと駅からはかなり外れてる上、小高い山の上にあるし、韓国の山は傾斜が急なので歩いていける距離とは思えません。



内部の展示は韓国語のみで日本語のパンフレットさえありません。確か英文の解説もタイトルだけだった気がします。
正直、日本人の観光客が望めるような歴史館ではありませんが、日本人が犯した罪のひとつとして是非、日本語化を望みます。

ただ、資料自体は日本による物が多いので解説を待たなくてもだいたいのところはわかることが多いので、それなりに充実しています。あと韓国の歴史館は実物大のマネキンによる立体展示、CGによる映像が豊富なので何があったのかはわかりやすいと思います。

この後で新世界デパートにあるスパに行き、さっぱりしました。翌日からは、いよいよ釜山を離れて韓国放浪の旅に出ます。しかし、この暑さ、予想以上にき、きつ…

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釜山近代歴史館ほか

ここから韓国に行った本来の目的、日本による植民地時代関連の施設巡りスタートです。

この博物館は釜山の開港から日本の敗戦、アメリカによる信託統治と民主化までを扱った博物館です。建物自体が1929年、日本の植民地化にあった時代、朝鮮の全てを搾取するための東洋拓殖株式会社の釜山支店で、解放後は広島にもあった米国海外広報処の米文化院だったという歴史があります。1999年に釜山市民の訴えなどもあり、米国から返還され、2003年に近代歴史館としてオープン。



わしは博物館の内部は基本的に撮影しないので(撮り始めるときりがないし、基本、撮影禁止のところも多いので)、建物の様子だけですが、釜山に限った話ながら、土地がどうやって広げられていって、現在の釜山になったのかというところが詳細に紹介されていて、なかなか充実した内容でした。
残念ながら日本語の解説はありませんが、映像的な資料が豊富なのでそんなに困らなかったです。
ただ、韓国のたいがいの博物館・記念館は日本語のパンフレットだけは備えてあるので、これはけっこうありがたいですが、日本人が見るべき釜山の日帝強制歴史館は日本語のパンフも解説もなかったので困りましたが。

そして同じ中区にあるので見学するならセットでと考えていた龍頭山公園から国際市場、ジャガルチの市場へと繰り出します。

地下鉄1号線の中央洞駅から徒歩10分くらい。釜山タワーのある龍頭山公園のふもとにあるので、タワーに行く前に寄っていってもいいかも。

中央洞駅から来ると途中にある四十階段。



国際市場で会いましょう」のドクスやヨンジャたちも上り下りしたのかなぁと思うと、あの感動を思い出して目が潤んでしまいます。

ドクスやヨンジャたちも眺めたであろう釜山タワー。ベトナムに行くという話をドクスがヨンジャにしたシーンでバックに映ってましたね。



そして、そのまま釜山タワーに上るわし。



タワーから眺めた南側。



西側。赤い円内が国際市場の辺りです。



龍頭山公園にある鐘楼。



釜山で食べた物の中でいちばん美味かったホットク(黒糖、ナッツ、蜂蜜入りのおやき)。BIFF広場で売ってて、日本のはるなあいも食べたと看板が(写真右)。

 

なにしろナッツと黒糖と蜂蜜という組み合わせの香ばしさが最強です。屋台を出したら絶対に日本でも受けると思うんですが、どうでしょう?

そして、ホットクを食べたのが、このタワーの下でした。偶然です。



「シュリ」のオリジナルのポスターです!!!

その後、ソウルで「シュリ」のロケ地巡りをしましたが、まともに残っていたのは世宗(セジョン)文化センターと済州島のシュリ・ベンチだけで、時代の移り変わりの激しさを思い知らされました。とほほ…

ちなみにBIFFとは「釜山国際映画祭」の略で、ここに俳優さんの手形があるとガイドブックに書いてあったので探したのですが、手形そのものを1つも見つけられませんでした。どこにあったのだ…

さらにBIFF広場で売ってた蛹。



たぶんイカの長い方の足。それにしても長い。



ジャガルチの水産センター。



1階、2階が魚市場で、2階にレストランがあり、市場で買った魚介類を調理してくれるそうなんですが、なにしろ高い。1匹の値段ですし、太刀魚なんかも日本で見るのよりもずっと大きいんですよ。ほんとに太刀。なので食べずにしまいました。あと太刀魚はわしも好きな魚ですが、済州島産を売っていたので済州島で食べようと思って、敬遠したのでした。

その代わりに食べたふぐの鍋。



あと水産センターの上から眺めた景色。

 

盛りだくさんな一日でした。

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