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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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エイリアンラーメン

前日のむつごろうラーメン以上にインパクトが期待される佐賀のお土産第2弾です。

ワラスボ(リンク先はグーグルの検索結果)の出汁入りなんだそうですが、パッケージを見る限りではウツボのような…

ワラスボは「有明海のエイリアン」との異名を取る魚で、ラーメンの名前はそこから来ているようです。



見た目はすごいです。アオサを入れたんじゃあるまいし、汁が緑色のラーメンなんて初めてですし。

さあ、味の方も主に不味い方に期待が高まりますが、これが予想以上に普通過ぎてがっかりです。青臭くもないし、生臭くもないし、こんなにインパクトがないのではエイリアンラーメンの名が泣くではありませんか。

とはいうものの、ワラスボ自体がそれほど奇異な味ではないらしいので、たぶん、こういうものなのでしょう。

うーん、ご当地ラーメンに当たりってないなぁ… 昔、マツコが絶賛していたという円山ラーメンもくっそ不味かったし…

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むつごろうラーメン

甥っ子が佐賀で買ってきたご当地ラーメンです。



むつごろうで出汁を取ってるらしいんですが、わしの嫌いな魚介系のラーメンと違い、あっさりしていて、ぶっちゃけインパクトに欠けます。不味くもないし美味くもないし。

まぁ、お土産なんで、あんまり癖のある味は敬遠したのかもしれませんが、お土産というのは、やっぱり驚かしてなんぼだと思うので、五分五分を狙うよりも0か100を狙った方がおもしろいと思うんですが…

わしが佐賀に行っても絶対に買わない味でした。

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哀しき獣

監督・脚本:ナ=ホンジン
出演:キム=グナム(ハ=ジョンウ)、ミョン=チョナク(キム=ユンソク)、キム=テウォン(チョ=ソンハ)、チェ=ソナム(イ=チェルミン)、ほか
韓国、2010年

原題は「黄海」です。

延辺朝鮮族自治州に住むタクシー運転手のキム=グナム。妻が韓国で働きたいというのでビザを買ったが、妻は送金してこず、グナムは6万元の借金に追われて、麻雀にふける日々。返済に窮したグナムは、裏社会のボス、ミョン=チョナクに請負殺人を命じられ、ソウルに密入国する。しかし、当の人物はグナムの目前で殺されてしまい、グナムはミョンに言われた親指を切り落とすが、殺人犯に間違えられる。しかも標的とつながりのあるキム=テウォンがその殺人事件について調べ始めた上、グナムを追ってミョンまでソウルに乗り込んできた。妻の行方は捜せるのか、グナムの運命は?

主役のハ=ジョンウさん、「ベルリンファイル」でもタフな共和国のスパイを熱演してましたが、今作でもタフ。とことんタフ。ほとんど表情を変えず、黙々と目的に向かって邁進していきます。ただ、山に追われたグナムが銃で腕を撃たれ、泣きながら布を巻きつけるシーンだけ、表情を崩したのが印象的でした。

ミョンはただの悪いおっさんかと思ったら部下にも優る武闘派でまぁ、強い強い。使い慣れた感じで手斧を振るい、ホテルの襲撃も返り討ち、グナムをいちばん追い詰めたのもこの人でした。ただ、最後はテウォン社長を追い詰めすぎちゃった感じで返り討ちというか共倒れで、さすがにこれだけ刺されたら人間死ぬよね?のレベルを軽く超えた感じでした。

テウォン社長は言ってることは威勢はいいけど、全然武闘派じゃなくて、むしろねちっこい感じのおっさんでしたが、「火山高」で国語教師役とか、意外なつながりが…

刑事のおっさんをどこかで見たと思ったら「7番房の奇跡」のボンシクだったとは…

韓国でR15指定されてましたが、なにしろ血みどろのバイオレンス。まぁ、登場人物のうち、95%くらいは死んでますし、血も出るし、すさまじい描写です。

ただ、地元ではタクシー運転手で、韓国では密入国者という弱い立場にあるグナムが妻の行方を追い、追っ手から逃れる辺りの展開は見ていて痛々しい感じでした。

けっこう好みが分かれる映画だと思いますが、バイオレンスあり、韓流あり、正統派ありと芳醇な韓国映画界を堪能できる一作。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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ちいさこべ

山本周五郎著。新潮文庫刊。

表題作のほか、「花筵」「ちくしょう谷」「へちまの木」を収録した中編集です。

「ちいさこべ」は火事で全てを失った大工の若棟梁が奮闘するさまを描いた人情物。
「花筵」は女性物。
「ちくしょう谷」は、タイトルのように呼ばれる流人谷を立て直そうとする若侍が兄の仇を許そうとする話。
「へちまの木」は、1200石の旗本の三男坊が町人として生きようとして挫折しちゃう話、でした。

表題作の「ちいさこべ」がやはり良かったのですが、親を失った孤児たちを引き取って、やっぱり親を火事で失った女の子とくっつきそうなラストよりも、女の子(と言っても16、7歳くらい)が孤児のなかでも大きな男の子にしょっちゅう見られていて、棟梁が「男の子はそんなものだ」と性的な衝動を話しても、「いやらしい」と拒絶する気持ちがあったのに、子どもの方は実は彼女を「おっかさん」と慕っていたというラストが良かったですな。じんとした。こういうエピソードが周五郎さんは巧いです。

「ちくしょう谷」は、わしも興味のあるテーマなんですが、作者の言う

「人間が一歩でも人間を宥したとすれば、それはもう際限なく宥したということではないかね。ここまででストップなんてのは宥したうちにははいらないのじゃないかね」

が大事ですが、話としてはいまいちだったかも。

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遥かなる甲子園 第10巻

山本おさむ著。戸部良也原作。双葉社アクションコミックス刊。全10巻。

引き続き糸数高校戦です。4点を先制され、動揺するナインでしたが、武明が「野球が僕たちを自由にしてくれた」と呼びかけて、1点差まで追い上げます。最後のチャンスで打席には健、ランナーは武明。しかし、彼らは敗退し、ついに公式戦で1勝をあげることもなく終わってしまうのです。
最後は表紙にもなってますが、伊波監督を胴上げしたところで終わりです。今まで、ずっと武明たちしか表紙に描かれなかったのに、ここだけ伊波監督というのが、最後の試合の重みというか、伊波監督の存在感なんかも示されているなぁと。

もっとも、武明たちの戦いはまだ始まったばかりでした。学校を卒業した彼らは、本土へ就職します。ところが、これが今まで以上に厳しいというより、今までは学校という大きな単位があったので、苦しい時もみんなで立ち向かえたし、何より、父兄や教師といった力強い味方もいたのに、いきなり彼らは独りぼっちで放り出されてしまうのです。
武明は、せっかく仲良くなった先輩が別の支店に移されてしまい、倉庫係になったことで周囲の理解を得られず、とうとう倒れてしまいます。
一方、大学に進学した知花も孤独でした。授業で気遣ってもらえず、武明とデートの約束をしても彼は熱を出して倒れており、動転してしまう知花。
そして、武明は見舞いに来た母とともに沖縄へ帰ります。武明は最初、そのつもりではありませんでしたが、母親に「このままじゃ本当にだめになってしまう」と言われたのです。
久しぶりに再会した元野球部員たちも武明の事情に深刻な表情です。
沖縄へ帰った武明は、新城高校に転任した伊波監督に愚痴ってしまい、監督も「こんなことしか言えない先生を許してくれ」と言って武明を慰め、諭します。
もっとも、悪いことばかりでもありません。
光一が手術の後、ようやく走れるようになったのです。ちょっと明るい表情で海を見つめる武明と光一で、最終話の1話前が終わりです。

最終話は再び、知花。彼女は手話サークルの発起を呼びかけ、当初の参加者は1人だけでしたが、それがあの小沢妙子さん、琵琶湖のほとりに住む盲目のおじいさんの孫娘さんでした。ここの知花が福里、妙子ちゃんが琵琶湖のと明らかにされ、ようやく巡り会ったところがこの巻、最大の号泣ポイント。わずか数ページのやりとりですが、6巻から続く長い長い支援が、ようやく1つの決着を見るという、おじいさんの人柄もあって、ここ、たまりません。
しかも妙子ちゃんが知花ちゃんが不自由していた授業を手話で手伝ってくれるようになり、知花の世界が広がります。この友情も泣かせる。かつて(確か2巻か3巻)「手話が私たちを狭い世界に閉じ込めてしまう」と言っていた知花ちゃんの世界が手話によって広がっていく皮肉ですが、ここは素直に嬉し泣き。

そして、20歳になった武明たちが甲子園で同窓会をするシーンでおしまい。安永が、ネクタイ姿が板についちゃったところが微笑ましい。彼や健ちゃんは大阪や名古屋といった武明たちから遠い地方に就職したのですが、描かれてないんですが、ちょっと恵まれた、理解ある人びとが支えてくれる職場だったらいいなぁと勝手に想像してます。

山本おさむさんには「遥かなる甲子園」よりさらに危険な「わが指のオーケストラ」という漫画もあるので、続けて、そちらもレビューします。こちらは文庫で3巻と短いですが、その分、濃縮な味わい。

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