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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第41話 侵略者

前半は助左、馬鹿野郎〜!な回。後半はまぁ、いろいろと。

あと「かずさ」は「上総」ではなくて、「加津佐(かづさ)」でした。音にすると同じやねん。九州の、助左の隠し港だそうな。

加津佐の港が襲撃され、五右衛門は桔梗を連れてかろうじて逃げ出す。それは原田喜右衛門の手によるもので、喜右衛門は秀吉に助左が懐柔されぬと嘘偽りを並べ立て、自らは呂宋総督府への国書を持っていく役目を仰せつかる。ついに明への出兵の意志を固めた秀吉に、助左は三成と共謀して、朝鮮との戦に負けるよう仕向けようとする。果たしてこの大博打、どうなるか?

ええ、助左、美緒以外のことではそれなりに格好いいんですが、相変わらず美緒のことになるとへたれどころか、とうとう大馬鹿野郎になりました。それは、宗薫と梢の息子、今井小太郎が、助左を美緒の浮気の相手と誤解したことに端を発し(そんなことを吹き込む宗薫も相変わらずスケールのちっちゃい馬鹿ですが)、とうとう美緒が今井家に帰ることを決意します。ていうか、文字どおり、助左が美緒をげっとしたのなら、小太郎の恨みも的を射たものだし、実際問題、美緒の気持ちはとっくのとんまに助左にあって、宗薫には当初からかけらもないわけですから、もう小太郎に恨まれるのも、己の中途半端さのせいだと自戒しろよこんちくしょうとたきがはなんか思ったりするんですわ。ところがだよ、それに加えて、とうとう助左の大馬鹿は、美緒から「桔梗と結婚してくれ」とまで頼まれます! 何で! 「私の男」宣言した助左に! 美緒が! 恋敵と! 結婚してくれと! 頼まねばなりませんか!! 助左の馬鹿たれ〜!! 美緒の気持ちを考えやがれ、こんちくしょう! と前半は、とりあえずタイトルそっちのけで、助左非難囂々のたきがはでした。

ええとですね、ひとつには桔梗が何で助左を好きなのかってのがいまいち希薄に見えるのと、桔梗自身にあんまり魅力を感じてないからです。やっぱりさ〜、「黄金の日日」のヒロインは美緒であって、桔梗じゃねーんだべさ。まぁ、桔梗がすぐに殺されちゃうのわかってるしな〜 でも、ここまでヒロインにプラトニックを貫く主人公って、もはや立派っていうか、後ろからぐーぱんちで殴りたいっていうか… やっぱりぐーぱんちだな!
でも、五右衛門まで、何で桔梗を抱かなかったのかと問われて、「抱けば、助左を殺したくなるからだ」って言わせるとは、桔梗ってそんなに魅力的かな〜? どうも、あんまり考えなしの娘に見えるんだけどな〜??と思ってしまったのでした。

で、とうとう銭丸が殺されてしまいました。でも、小太郎が16歳ぐらいの若者になってるのに、いつまでも同じ少年ってどうよ? ちょっと中途半端なキャラで終わったようです、銭丸。助左の右腕ぐらいには育ってほしかったよ、少年よ…
それで、銭丸の死に桔梗が狼狽するのも、曲がりなりにも一向宗の育ちで、もうちょっと修羅場に慣れてそうに見えたが、よくわからんキャラだ、桔梗。

さて、いよいよ原田喜右衛門が秀吉の手先として助左の前に立ちはだかってまいりましたが、秀吉に助左のことで嘘八百並べ立てたところを見ると、どうやら、内心では舌を出して、秀吉をいいように持ち上げて、おいしいところだけ持ってってる奴のようです。そこら辺、また宗薫には逆立ちしてもできん芸当っていうか。宗薫、ますます小物…
そして、秀吉の居丈高にマニラ総督府に降伏勧告をした国書を持っていくわけですが、常識で考えますと、この時代のスペインが、たかが秀吉の言うこときくとは思えんわけで、でも、喜右衛門のことだから、うまいこと言いくるめて秀吉をごまかしてそうで、何か、ますます秀吉も小物になってまいりました。きっと、喜右衛門みたいなタイプが生き延びるんだわ。

で、あくまでも真面目な三成くん、助左に日本を出ろと言いに来ます。だって、もうじき朝鮮を足がかりに明を攻めるけど、そうしたら、前に秀吉を騙したってばれちゃうからですって。で、行長や宗義智にも逃げるように言って、自分一人が腹を切ればすむと言い切ります。真面目だなぁ。好感持てるんだけど、あんまり長生きしそうなタイプじゃないです。しかも、やっぱり明への遠征には反対なので、何か、胃に穴空いてそうな気もします。秀吉にはそれなりに可愛がられてるようですが、いかんせん、いきなり無茶難題を言い出しそうな気もしますし。三成には言ってないのだろうか?
でも助左、今度も秀吉を騙せばいいじゃん!ってことで、先鋒を行長にしてくれと言い出します。しかも、朝鮮に勝って、さらに明と戦うより、ここで朝鮮に負けちゃえと言い出します。ねとうよなんか聞いたら、烈火のごとく怒りそうな意見ですネ。よりによって戦争に負ければいいじゃんって。しかし、戦に負けることで堺を、日本を守ると言う助左と、己の欲望を広め、世間で笑われてるだけの秀吉と、どっちが愛国者だと言われたら、間違いなく助左の方でしょう。助左に曰く、最近の秀吉は狐憑きだと噂されてるそうです。ま、これはかなり、オブラートに包んだ言い方で、ぶっちゃけ、まともじゃねぇってことだと思いますよ。国の規模考えたって、明に攻撃するのがいかに無茶か、わかりそうなもんですが、秀吉、そういう判断力がありません。周りが喜右衛門みたいなイエスマンばかりだから、真っ当な判断ができなくなってる模様です。この点では三成は全然役に立ってないわけですが、一介の堺奉行にそこまで責任求めるのもどうかと思うんで言いませんが、でもこの堺奉行、先鋒を行長に任せると言い出します。そんな権限あるのか、おめぇ? やっぱり、三成くん、謎な人です。

で、加津佐から戻る桔梗とすれ違うように、助左、九州に向けて発ちます。おやおや…
そして、桔梗と別れた五右衛門は、なんと! 喜右衛門の船に水夫として乗り込んでます。やるんじゃないかと思ったら… その前に喜右衛門の館に単身忍び込んで、喜右衛門を暗殺しようと企んでますんで、やることが大胆です。これが何かの伏線になって、助左危機一髪とかあるんだろうな〜 五右衛門はやることなすこと、わくわくさせてくれますね。
しかし、相変わらず桔梗とモニカをだぶらせたり、モニカのことはかなりのトラウマになってる模様。自業自得なんだけど、そろそろ許してやってくれまいか、モニカちゃんって感じです。五右衛門贔屓ですが。
そして、モニカつながりか、助左、モニカのお父さんから屋敷(礼拝堂つき)を安く売ってもらいました。この人も隠れキリシタンのようで、いつの日か、鐘を鳴らしてくれと助左に頼みます。でも、今はそれも禁止だそうです。いつの日かって、いつなんだろうね? ともかく、今は戦争回避に助左と五右衛門が動き出し、次回では三成や行長も頑張るんだろうな〜

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